【更新】閉鎖性貯留水域におけるアオコ・かび臭対策検証実験
| 地域 | 国内 |
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| 開始日 | 2026年(令和8年)5月 |
※2026年8月27日 検証後の経過および結果を踏まえ、内容を更新しました。
地域:国内
開始日:2026年(令和8年)5月
長年アオコおよびかび臭の発生が課題となっている閉鎖性貯留水域において、バイオトップサンドによるアオコ・かび臭対策検証実験を実施しました。
今回の検証実験は、アオコおよびかび臭が発生した際にバイオトップサンドを散布し、その即応性ならびに水環境改善効果を確認することを目的として開始したものです。
初期散布後に良好な結果を確認
初期の2回の散布後、アオコおよびかび臭の発生は確認されず、関係者からも「これまでにないほど良好な状態」との評価が得られました。
この結果から、アオコ・かび臭発生時におけるバイオトップサンドの即応性について、良好な結果を確認することができました。
その後、この結果を受け、次の段階としてアオコ発生前にバイオトップサンドを散布することによる発生抑制効果についても確認したいとの提案があり、途中から検証内容を変更することとなりました。
しかし、今回の検証は当初、アオコ・かび臭発生時の即応性を確認することを目的としていたため、用意したバイオトップサンドの総量は、水域全体の継続的な水環境改善を目的とした使用量には大きく満たない、限られた量でした。
その後、今夏の酷暑による高水温条件下でアオコが発生し、従来の対処方法が実施されたため、この時点以降については、バイオトップサンド単独による発生抑制効果や長期的な水環境改善効果を十分に評価することができなくなりました。
したがって今回の検証では、アオコ・かび臭発生時における初期散布後の良好な結果を確認できた一方、長期的な発生抑制効果については十分な評価には至らなかったと考えております。
今後の活用に向けて
バイオトップサンドは、一度に大量に散布してアオコを直接殺藻することを目的とするものではありません。
アオコ発生時に必要に応じて散布する対処を継続することで、使用したバイオトップサンドが水域内に徐々に蓄積され、水中および底質環境の改善と微生物の活性化を促しながら、水域本来の自浄力を高めていくことを目指す環境改善資材です。
今回の検証では、初期散布後のアオコ・かび臭に対する良好な結果を確認することができました。
今後は、今回得られた知見を踏まえ、アオコ発生時の対策としてバイオトップサンドを継続的に使用することで、水質・底質環境の改善を積み重ね、水域本来の自浄力を高めながら、将来的にはアオコやかび臭が発生しにくい健全な水環境の形成につなげていくことが重要と考えております。
また、こうした継続使用による発生抑制および水環境改善効果については、今後も検証を重ねてまいります。
今回得られた知見を、今後の閉鎖性水域におけるアオコ・かび臭対策ならびに水環境改善への取り組みに活かしてまいります。
※施工場所等の詳細については、関係者との取り決めにより非公開としております。