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2018.01.24
改善実績

【堀川】七里の渡し(宮の渡し)の人口干潟

地域名古屋市
開始日2010年~

人口砂干潟、間接浄化
堀川の七里の渡し付近は、特に水環境が悪く、植物や水生生物が生育しにくい状況でしたが、NPO法人「堀川まちネット」主催事業で、護岸の一区画にBTS砂干潟(ブロックで囲い、砂を設置)を設けたところ、約2ヶ月後には施工と同様に植えたヨシや藻類等の植物の勢いよく繁茂している様子が観察され、年毎にBTS砂干潟を増設、植物の育成とともに、カニや貝をはじめとした多種多様な水生生物が徐々に棲みつく様になり、以前は見かけなかった鳥類が、水生生物を捕食する為に頻繁に飛来するようになりました。さらに、BTS砂干潟に隣接している水中デッキに堆積していたヘドロが消滅しているのを観測されています。

なお、BTS砂干潟による窒素化合物などの浄化低減率は、設置2年~3年後がT-Nで46.2%、5年後がT-Nで88.3%の測定結果で、経年しても効果を維持向上していました。さらに最新の広報からは、測定できない負荷物質「隠れ負荷」をBTSが素早く硝化、直ちにヨシが吸収し、総合的なT-Nの低下も示唆されており、水環境改善に長期に亘り貢献しています。

広報誌 クリーン堀川 2014.3第17号~2017.3第20号より抜粋。浄化低減率:2012、2013寝ん4月~6月の平均値、2015年4月~12月の6回測定の平均値