庄和総合公園修景池における底質改善・アオコ対策施工とその後の経過
| 地域 | 埼玉県春日部市 庄和総合公園内修景池 |
|---|---|
| 開始日 | 2024年2月26日 |
【施工後の経過について(2026年8月追記)】
本ページでは、2024年2月26日の施工及び施工直後の経過を掲載しています。その後、池の水位・水量や管理条件が変化し、現在はアオコの再発が確認されています。詳しい経過は本ページ下部に追記しています。
【施工経緯および概要】
庄和総合公園は、東京ドームの約3.2倍の広さをもつという都市計画公園です。広々とした公園内には、野球場やフィールドアスレチックなどがあり、様々な体験をすることができます。その公園内にあり、市役所支所に隣接している修景池は、四季折々の景観が楽しめて多くの方々に散策を楽しむなどで親しまれています。
しかしながら数年来は、春先から秋の中頃まではアオコが発生して景観を悪くしておりました。アオコ発生の原因は長年にわたり落ち葉や鳥の糞などの有機物が池底で堆積してヘドロ化し、底質が悪化していることがアオコ発生の原因です。そのため、底質の改善施工を行う事を検討しておりましたが、従来からある底質の改善施工では、池の水を抜いて底のヘドロを除去する施工方法がありますが、その施工方法は高コストであり、池の水生生物や水生植物への影響も高いので、思うように底質の改善施工をすることは出来ませんでした。
その様な経緯状況でありましたが、バイオトップサンドによる(底質改善およびアオコ対策による水環境改善施工)を行わせて頂きました。
バイオトップサンドであれば、低コスト低影響で底質の改善施工が出来ます。
バイオトップサンド®を池の水面に薄く散布し、池底に広く行き渡らせることで、底泥からの汚濁物質の溶出抑制や、池底及び水中に存在する微生物の活着・活性化を促します。これにより、底質環境の改善とアオコが発生しにくい水環境づくりを支援します。
なお、その効果及び持続期間は、水量、水深、水温、水の流入・流出、外部からの有機物・栄養塩類の負荷及び施工後の維持管理条件によって異なります。
【施工前】※施工面積:約3,600㎡
【施工中:バイオトップサンド散布】

【途中経過】

【施工後評価】
施工後の2024年3月16日及び4月15日の確認時には、アオコの発生は見られず、修景池は良好な状態に改善していました。
【施工後の経過と現在の状況(2026年8月更新)】
施工後の2024年3月16日及び4月15日の確認時には、アオコの発生は見られず、修景池は良好な状態に改善していることが確認されました。
しかし、同年7月の現地確認時には、施工当初と比べて池の水位及び水量が大幅に低下し、池内の樹木には多数の鳥類が営巣しており、アオコが再び発生していました。
その後も、設備及び水利用上の事情から池への補給水が制限され、施工時より水位・水量が少ない状態が続いています。加えて、鳥類の糞などによる有機物及び栄養塩類の継続的な流入が重なり、池内の汚濁負荷が高まりやすい環境になっていると考えられます。
2026年8月現在もアオコの発生が確認されており、現在の管理条件では、バイオトップサンド®単独で良好な状態を継続的に維持することは難しく、効果が限定的になっていると判断しています。
バイオトップサンド®による水環境改善の効果は、水量、水深、水の流入・流出、水温、外部からの有機物・栄養塩類の負荷及び施工後の維持管理条件によって異なります。本事例を踏まえ、弊社では施工前にこれらの条件を確認し、必要に応じて水位・水量の管理、流入負荷対策及び施工後の経過観察を組み合わせた水環境改善をご提案しています。